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講師ブログ

2015/04/29

「宇宙と生命の起源」@忠節

 

こんにちは、高等部忠節校舎の佳山です。

 

 

GWに入るので、中高生向けにオススメの本を紹介しておきます☆

 

 

『宇宙と生命の起源~ビッグバンから人類誕生まで~』 岩波ジュニア新書 

 

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物理学、化学、生物学とバランスが良い本です。中高生向けに書かれていますが、中1・中2あたりは難しいかな。 中3生は、理科の後半でやる天体をやってからなら多少興味をもてるかもしれません。 岩波ジュニア新書は、中高生向けに書かれている本なので、他の新書を違いいわゆる「書き下ろし」的なやっつけ感はないしっかりした内容になっていると感じます。 大学生1年2年生が読んでも、十分な内容に仕上がっています。

 

 

科学は理論を検証できる学問です。理論を打ち立て検証をされた事実が書かれています。 内容がすべて分からないにしても、宇宙がビッグバンから誕生(宇宙背景放射を調べることでビッグバンの存在がほぼ確実な事実になりました)から、恒星の誕生、その恒星が最後に燃え尽きるとき超新星爆発を起こし、水素・ヘリウムから様々な元素を産み出している事実、そしてその元素が集まり惑星を形成し、生命が誕生したという、宇宙の歴史約137億年の歴史が綴られています。



純粋に、本書に書かれている事実が、物理学・化学・生物学の知識により分かったということに感銘を受けます。 本の内容が理解できる・できないではなく、科学という学問の積み重ねられてきた知識によって、こんなことが分かるんだ!と思ってもらえたら、読んだ価値はあるかな。

 

 

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さて、この本には、地球外知的生命体の存在の可能性については書かれていません。でも、人類といっても過言ではないと思いますが、人類にとって、地球外知的生命がいるかどうかはとても興味があることですよね。 地球外生命体はそのうち、火星か木星の衛星エウロパなどで発見されると思いますが、地球外知的生命体はなかなか見つかりそうにありません。

 

 

太陽系から脱出して恒星間探査はおそらく100年200年たっても難しい。純粋に遠いからです。 そうなると直接地球に似た惑星に宇宙船を飛ばすことは難しいため、地球外知的生命体の探査は、主に電波を拾うことに焦点があてられています。

 

 

仮に地球外知的生命体がいるならば、地球人と同じように知的生命体を探しているだろうから、宇宙空間にそれと分かる電波を出しているのではないか。こんな予測から、SETI計画がスタートしました。SETI(Search for ExtraTerrestrial Intelligence)

 

 

1960年にスタートして、太陽系近傍の恒星に向けて、大きな電波望遠鏡を向けて地球外知的生命体が出している電波を拾う。 はじめは、楽観的なムードでおそらく電波を拾えるんではないかと。しかしながら、今まで地球外知的生命体の痕跡はいっさい見つかっていません。

 

 

この宇宙で、生命体の存在がめずらしく、知性があり社会を発展させてきた人類の存在そのものが稀有な可能性はあります。が、どうも今の科学では、宇宙において生命体はそれほど稀有な存在ではないという感じを受けます。  では、なぜ見つかれないのか。 単純に宇宙が広いことと、タイムスパンの問題でしょうか。 ある生命体が、惑星の外に電波を飛ばせる文明を築き、その文明を維持しているスパンと、我々地球人が文明を維持していく時期がぴったり重ならないと、交信は無理です。 150億年という宇宙の歴史の中で、まったく違う生命体が同時期に文明を発展するということもかなり稀なことかもしれません。

 

 

SF小説には、地球外知的生命体はよく登場しますね。 より科学的により現実的なSF小説も、子供たちに科学という学問への憧れ刺激することはできると思います。

 

 

SF小説には名作はたくさんありますが、これが読みやすくていいのではないかな。

 

 

半日で読めます。興味ある方は是非、

 

 

「沈黙のフライバイ」 野尻抱介 早川書房

 

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短編小説です。「沈黙のフライバイ」編を読むだけでも十分面白いです

 

 

「太陽の簒奪者」 野尻抱介 早川書房

 

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J・P・ホーガンの「星を継ぐ者」に似た感じですが、それよりかは読みやすいです。 

 

 

良いGWを☆

 

 

※理系にかかわらず文系の人も読んでもいいと思います。 文系に進む場合でも、科学リテラシーをもつことは絶対に必要です。 教養だと思って是非☆ 理系主義、テクノロジー主義ではありませんが、新しいテクノロジーが産業に応用されると、そこに参加する人々は理系だけではありません。文系と呼ばれる人たちも参加します。 科学リテラシーは身に着けられるようにしましょう!

 

 

リテラシー:何からの表現されたものを適切に理解・解釈・分析・記述し、改めて表現する(wikiより引用)


 

 

 

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